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コラム オフィス内装工事の費用相場と流れを解説!内装会社選びのポイントも紹介


オフィス内装工事の費用相場と流れを解説!内装会社選びのポイントも紹介

オフィスの移転やリニューアルを検討する際、避けては通れないのが「内装工事」です。
しかし、専門的な知識がないと「何から始めればいいのか」「費用はどれくらいかかるのか」といった疑問が多く、担当者にとっては大きな負担となりがちです。
この記事では、オフィス内装工事の基本的な知識から、費用相場、工事の進め方、そして成功させるためのポイントまで、分かりやすく解説します。

※各国・地域によって法規制、費用構造、慣習は異なるため、実際のプロジェクトでは現地専門家への確認を推奨します。

1. オフィス内装工事とは?主な種類を解説

オフィス内装工事は、単に壁紙を張り替えたり家具を並べたりするだけではありません。
従業員が安全で快適に、そして機能的に働ける環境を整えるため、多岐にわたる専門工事が含まれます。
ここでは、主な工事の種類について解説します。

空間の骨格を作る「建築工事」

建築工事は、オフィスの壁、床、天井といった空間の基本的な構造を作り上げる工事全般を指します。
具体的には、軽量鉄骨で壁の骨組みを作る軽鉄工事や、その上に石膏ボードを張るボード工事、壁紙を仕上げるクロス工事などがあります。
また、床を二重構造にして配線を収納するOAフロア工事や、タイルカーペットの敷設もこの建築工事に含まれます。
オフィスの第一印象や機能性を決定づける、最も重要な工事の一つです。

働きやすさを支える「電気・通信設備工事」

現代のオフィスに不可欠な電気やインターネット環境を整備するのが、電気・通信設備工事です。
照明器具の設置や移設、コンセントの増設、LAN配線工事や無線ネットワーク環境(Wi-Fi)の構築などが主な内容です。
デスクの配置やOA機器の使用状況に合わせて適切な数のコンセントを確保したり、快適な明るさを保つための照明計画を立てたりすることが、従業員の働きやすさに直結します。

快適性を保つ「空調・衛生設備工事」

従業員が一年を通して快適に過ごせる環境を維持するためには、空調・衛生設備工事が欠かせません。
エアコンの設置や移設、換気設備の導入といった空調工事から、給湯室やトイレの給排水設備を整える衛生工事まで、幅広く対応します。
特に、部屋の広さや人員の数に適した空調能力を持つ機器を選ぶことが重要です。
快適な室温や空気環境は、従業員の集中力や健康維持に大きく貢献します。

安全を守る「防災・防犯設備工事」

オフィスの安全性を確保するためには、防災・防犯設備の工事が必要です。
消防法に基づき、火災報知器やスプリンクラー、誘導灯などを設置する防災工事は、法律で義務付けられています。
また、企業の機密情報や資産を守るために、セキュリティカメラや入退室管理システムを導入する防犯工事も重要性が増しています。
これらの設備を適切に設置することで、万が一の事態に備え、安心して働ける環境を構築します。

2. オフィス内装工事の費用相場は?

オフィスづくりにおいて最も気になるのは、やはり「いくらかかるのか」という費用面ではないでしょうか。
予算取りをするにも、経営層に説明するにも、まずは適正な相場を知っておくことが不可欠です。
ここでは、一般的な坪単価の目安や、物件の状態によって費用がどう変わるのかを具体的に見ていきます。

一般的な坪単価の目安

オフィスの内装工事にかかる費用は、物件の規模やグレードによって大きく変動しますが、一つの目安となる坪単価があります。
一般的に、内装工事費の坪単価は10万円~30万円程度と言われています。
たとえば、30坪のオフィスであれば300万円~900万円、50坪であれば500万円~1500万円程度が予算の目安となります。
この金額には、床や壁の仕上げ、パーティションの設置、電気や通信の配線工事などが含まれることが一般的です。
ただし、こだわりのあるデザイン家具を導入したり、特殊な造作を行ったりする場合は、この相場よりも高くなる傾向があります。

以下の表に、グレードごとの坪単価の目安をまとめましたので、予算計画の参考にしてみてください。

グレード 坪単価の目安 特徴
スタンダード

10万円~20万円

一般的なオフィス仕様。機能性を重視し、シンプルな内装仕上げを行うケース。
ミドルグレード

20万円~35万円

エントランスや会議室など、一部にデザイン性を持たせた仕様。こだわりの家具も導入可能。
ハイグレード 35万円~ 全面的にデザイン性を追求。特注家具や高度な設備、素材にこだわった高級感のある仕様。

予算を抑えたい場合は、既存の設備を活かしたレイアウトにしたり、グレードの高いエリアをエントランスなどの「来客の目に触れる場所」に絞ったりする工夫が有効です。
つまり、すべてにお金をかけるのではなく、メリハリをつけた予算配分をすることが賢い進め方と言えます。

また、昨今の資材価格や人件費の高騰により、相場は全体的に上昇傾向にあるため、余裕を持った予算組みをおすすめします。

物件の状態による違い

費用を左右するもう一つの大きな要因は、入居する物件がどのような状態で引き渡されるかという点です。
物件の状態は大きく分けて「スケルトン物件」と「居抜き物件」の2種類があり、どちらを選ぶかで工事内容と費用が劇的に変わります。

スケルトン物件とは、内装設備が何もないコンクリート打ちっぱなしの状態のことで、ゼロから自由に設計できる反面、壁や天井、床などの基礎工事が必要になるため費用は高くなりがちです。
一方で居抜き物件とは、前の入居者が使っていた内装や設備が残っている状態のことで、これらを再利用できれば工事費用を大幅に抑えることが可能です。

それぞれの特徴とコストへの影響を比較した表を確認してみましょう。

物件タイプ コストへの影響 メリット デメリット
スケルトン

高くなる傾向

レイアウトやデザインの自由度が極めて高い。自社のブランディングを反映しやすい。 工事費用がかさむ。工期が長くなるため、賃料発生期間との調整が必要。
居抜き

抑えられる傾向

前の設備を使えるため、初期費用と工期を圧縮できる。退去時の原状回復費も安く済む場合がある。 レイアウトに制限がある。前の企業のイメージが残る可能性がある。設備の老朽化リスクがある。

このように、コストを優先するなら居抜き物件が有利ですが、自社らしいオリジナリティを追求するならスケルトン物件が適しています。
自社の優先順位が「予算」なのか「デザインの自由度」なのかを明確にしておくことが、物件選びの失敗を防ぐポイントです。

海外の一般的な工事区分「ビルオーナー工事」と「テナント工事」

海外でオフィスの内装工事を計画・交渉する際に必ず理解しておきたいのが「工事区分」という概念です。
オフィスの工事には、誰が施工会社を指定し、誰が費用を負担するかによって「ビルオーナー工事」と「テナント工事」のように分類されます。これを知らずに進めると、「思ったよりも費用がかかった」「希望する施工会社に依頼できなかった」といったトラブルになりかねません。

以下の表で、各工事区分の違いと注意点を整理しましょう。

工事区分 業者選定 費用負担 工事内容の例
ビルオーナー工事

ビルオーナー

ビルオーナー 建物の構造、外壁、共用通路、共用トイレ、エレベーター、およびビル全体の主要な空調・防災システムなど、建物全体の価値に直接関わる部分の工事。入居者は基本的に関与しない。
テナント工事

テナント

テナント 専有スペース内部の壁(パーティション)、床仕上げ、個別天井、照明器具、コンセント、社内LAN配線など、テナントが事業を行うために施す専用部分の工事。

さらに、海外のオフィス賃貸契約において重要な交渉カードとなるのが「テナント工事補助金」です。
これは、ビルオーナーがテナントを誘致するためのインセンティブとして、テナント工事にかかる費用の一部を負担(または補助)してくれる仕組みです(通常は「1平方フィート/平米あたり◯ドル」という形で算出されます)。

この工事をどのように進めるか(発注形態)には、大きく分けて以下の2つのモデルがあります。

発注形態
(工事モデル)
概要 メリット デメリット
ターンキー工事

テナントが求めた要件に合わせ、オーナーが施工会社を手配し、完成状態(鍵を回せばすぐ使える状態)で引き渡すモデル。

工事管理の手間がなく、予算超過のリスクもオーナーが負うため、プロジェクト管理が非常に楽になる。 デザインや資材の自由度が低く、オーナー主導でグレードの低い建材が選ばれる傾向がある。
テナント主導工事

オーナーから工事補助金をキャッシュ、あるいは工事完了後のキャッシュバックで受け取り、テナント自身が施工会社を選定して進めるモデル。

自由な設計やデザイン、自社ブランドの反映が可能。コストを節約できれば補助金内で収めることもできる。 予算オーバーのリスクはすべてテナントが負う。工事を floating(一時的な自社資金での立て替え)する必要があるケースが多い。

海外で内装工事を計画する際は、オーナー側が提示するテナント工事補助金の額や条件、および引き渡しの条件が「ターンキー」か「テナント主導」かを事前に契約交渉の段階で精査することが、移転全体のトータルコストを最適化する最大のポイントとなります。

3. 内装工事をスムーズに進める流れとスケジュール

オフィス移転や改装は多くの関係者が関わるプロジェクトであり、スケジュールの遅れは業務開始の遅延や二重家賃の発生など、大きな損失につながります。
理想的なオフィスをつくるためには、余裕を持った計画と、各ステップでやるべきことを理解しておくことが成功の鍵です。

半年前から計画を開始

理想的なオフィスをつくるためには、移転希望日の少なくとも6ヶ月前からプロジェクトを開始することをおすすめします。
半年という期間は長く感じるかもしれませんが、物件探しから要件定義、内装会社選定、設計、そして実際の工事までを含めると、決して余裕のある期間ではありません。
特にデザインにこだわりたい場合や、特殊な設備を導入したい場合は、設計や調整に時間がかかるため、さらに早めのスタートが望ましいでしょう。

標準的なスケジュールの流れを以下の表にまとめましたので、全体像をイメージしてみてください。

時期(目安) フェーズ 主な実施内容
6ヶ月前

計画・物件選定

プロジェクト発足、予算決定、物件探し、内覧、申し込み。
4〜5ヶ月前

要件定義・内装会社選定

新オフィスのコンセプト決定、必要な機能の洗い出し、内装会社のコンペ実施。
3ヶ月前 詳細設計・契約 レイアウトプランの確定、見積もりの精査、内装会社との契約締結。
1〜2ヶ月前 施工・準備 内装工事の実施、家具・什器の発注、インフラ工事の手配、引っ越し準備。
直前〜当日 引き渡し・移転 工事完了検査、引っ越し作業、現オフィスの原状回復工事開始。

年末や3月の決算期などは施工会社が繁忙期に入るため、希望の日程を押さえるのが難しくなることがあります。時期が重なる場合は、さらに1〜2ヶ月前倒しで動くことを意識すると安心です。

コンセプトと要件の決定

内装会社に依頼する前に社内でしっかりと固めておきたいのが、オフィスの「コンセプト」と「要件」です。
ここが曖昧なまま内装会社に任せきりにしてしまうと、提案されるプランが的外れになったり、修正が繰り返されて時間が浪費されたりする原因になります。
まずは「なぜオフィスを変えるのか」「新しいオフィスでどのような働き方を実現したいのか」という目的を言語化しましょう。
たとえば「社員同士のコミュニケーションを増やしたい」「リラックスして集中できる環境を作りたい」「採用力を強化するために企業のブランドイメージを伝えたい」といった具合です。

次に、具体的な要件として、必要な座席数、会議室の数とサイズ、収納量、セキュリティレベルなどを洗い出します。
これらの要望を「必須要件」と「できれば実現したい要件」に分けてリスト化しておくと、提案する側も優先順位をつけやすくなります。
つまり、社内の意見をまとめ、内装会社への要望を明確にすることが、理想のプランを引き出すための第一歩なのです。

内装会社選定と契約の締結

コンセプトと要件が固まったら、それを実現してくれるパートナーとなる内装会社を選びます。1社だけで決めるのではなく、複数社から提案を募り、コンペ形式(相見積もり)で提案を受けるのが一般的です。
複数の提案を比較することで、費用の妥当性が判断できるだけでなく、各社のアイデアや対応力の違いも見えてきます。

提案を受ける際は、単にデザインの良し悪しや金額の安さだけで決めるのではなく、「こちらの意図を汲み取ってくれているか」「レスポンスは早いか」といったコミュニケーションの質も重要な判断基準になります。
最終的に1社に絞り込んだら、詳細な見積もり内容を確認し、工事請負契約を結びます。
この時点で、工事範囲や追加費用の条件、支払いスケジュールなどを細かく確認しておくことが、後のトラブルを防ぐことにつながります。

工事実施と引き渡し

契約が完了すると、いよいよ実際の工事が始まります。施工期間中は、基本的には施工会社に任せることになりますが、完全に任せきりにせず、定期的に現場の状況を確認したり、進捗報告を受けたりすることが大切です。
図面では分からなかった細かな部分や、現場で発生した予期せぬ問題に対して、迅速な判断が求められることもあるからです。

工事が完了したら、引き渡しの前に「竣工検査」を行います。
これは、計画通りに仕上がっているか、傷や汚れがないか、設備が正常に動作するかを、内装会社の担当者立ち会いのもとで最終チェックする作業です。
もし不備が見つかった場合は、その場で指摘して修正を依頼し、問題が解消されたことを確認してから引き渡しを受けます。
このプロセスを丁寧に行うことで、入居後の不具合やトラブルを未然に防ぎ、気持ちよく新オフィスでの業務をスタートさせることができます。

4. おしゃれで快適な空間にするポイントは?

せっかく内装を新しくするなら、社員が誇りに思えるようなおしゃれで快適な空間にしたいものです。
ここでは、デザインの専門知識がなくても実践できる、機能的かつ魅力的なオフィスを作るための具体的なポイントを紹介します。
見た目の美しさだけでなく、働く人の心理や行動に働きかける工夫を取り入れてみましょう。

ゾーニングでメリハリ

働きやすいオフィスを作るための基礎となるのが「ゾーニング」という考え方です。
ゾーニングとは、オフィスを用途や機能ごとにエリア分けし、それぞれの配置を決める作業のことです。
業務に集中する「執務エリア」、来客対応を行う「来客エリア」、社員が休息する「リフレッシュエリア」、活発な議論を行う「ミーティングエリア」などを明確に区分けします。
たとえば、セキュリティが必要な執務エリアはオフィスの奥に配置し、来客エリアは入り口付近に配置するといった動線計画が重要です。
また、静かに集中したいエリアと、会話が飛び交うエリアを物理的に離すことで、音の問題によるストレスを軽減できます。

最近では、その日の業務内容に合わせて働く場所を選べる「ABW(Activity Based Working)」という考え方も普及しており、集中ブースやカフェのようなオープンスペースを設ける企業も増えています。
エリアごとの役割を明確にし、目的に応じた環境を整えることで、業務効率と快適性の両方を高めることができます。

色彩と照明の活用効果

オフィスの雰囲気を劇的に変えるのが、壁や床の「色」と「照明」の使い方です。
色は人の心理に大きな影響を与えるため、各エリアの目的に合わせたカラーコーディネートを取り入れるのが効果的です。

以下の表に、代表的な色の効果とおすすめの活用場所をまとめました。

心理的効果 おすすめのエリア
青(ブルー)

鎮静作用があり、集中力を高める。時間を短く感じさせる。

執務スペース、集中ブース
赤・オレンジ

活力を与え、会話を活性化させる。ポジティブな気分にする。

ミーティングルーム、リフレッシュスペース
緑(グリーン) リラックス効果があり、目の疲れを癒やす。安心感を与える。 休憩室、エントランス、応接室
白(ホワイト) 清潔感や広がりを感じさせる。空間を明るく見せる。 オフィス全体、狭い会議室
木目・茶色 温かみや落ち着きを感じさせる。緊張を和らげる。 カフェスペース、ラウンジ

照明についても、執務エリアには文字が見やすい「昼白色(白い光)」を、リフレッシュエリアやラウンジにはくつろげる「電球色(オレンジの光)」を選ぶなど、色温度を使い分けることで空間の質が変わります。
また、壁一面だけにアクセントカラーを入れたり、観葉植物(バイオフィリックデザイン)を取り入れたりするだけでも、低コストでおしゃれな印象を作ることができます。

コミュニケーションが生まれる「余白」を設ける

オフィスに出社することの最大の価値は、対面でのコミュニケーションにあります。
そのため、自然と会話が生まれるような仕掛けを内装に組み込むことが、組織の活性化につながります。
たとえば、自動販売機やコーヒーマシンの周りにスタンディングテーブルを設置して、部署を超えた雑談が生まれやすくする「マグネットスペース」を作るのも一つの方法です。

また、廊下の幅をあえて広く取ってちょっとした立ち話ができるようにしたり、壁一面をホワイトボードにして通りがかりにアイデアを書き込めるようにしたりする工夫も有効です。
堅苦しい会議室だけでなく、ソファ席やファミレス席のようなカジュアルな打ち合わせスペースを設けることで、リラックスした状態で自由な発想が出やすくなります。
つまり、意図的に「無駄」とも思える余白や遊びの空間を作ることが、結果として新しいアイデアやチームワークを生むきっかけになるのです。

5. 信頼できる内装会社の選び方と失敗しないためのコツ

内装工事の成否は、パートナー選びで8割が決まると言っても過言ではありません。
しかし、世の中には多くの内装会社が存在し、それぞれ得意分野や特徴が異なります。
自社のニーズに合った最適な一社を見つけるために、チェックすべきポイントを整理しましょう。

豊富な実績とデザイン力

まず確認すべきは、その会社がこれまでにどのようなオフィスを手掛けてきたかという「実績」です。
ウェブサイトの施工事例ページを見て、自社が目指すテイストに近いデザインや、同規模の施工実績があるかをチェックします。
特定の業種(たとえばIT企業やクリニックなど)に特化したノウハウを持っているかどうかも重要な視点です。

また、単にかっこいいデザインを作れるだけでなく、「なぜそのデザインにしたのか」という意図や、課題解決のストーリーが明確なパートナー企業を選ぶと失敗が少なくなります。
提案を受ける際には、パース(完成予想図)のクオリティだけでなく、使い勝手やメンテナンス性まで考慮されているかを確認してください。
デザインの見た目だけでなく、実際に働く人の視点に立った提案ができる会社こそが、真のデザイン力を持っていると言えます。

ワンストップ対応の可否

オフィス移転や改装には、デザイン設計だけでなく、内装工事、電気・通信工事、家具の手配、引っ越し、原状回復など、多岐にわたる工程が発生します。これらを複数の会社に分けて発注すると、調整の手間が膨大になり、担当者の負担が激増してしまいます。

そこでおすすめなのが、これらの工程を窓口一つでまとめて請け負ってくれる「ワンストップ対応」が可能なパートナー企業を選ぶことです。
ワンストップ型の会社に依頼することで、各工程間の連携ミスを防ぎ、スケジュールの短縮やコストの削減が期待できます。

以下の表で、発注形態による違いを比較してみましょう。

発注形態
特徴 メリット デメリット
分離発注

設計と施工を別々の会社に依頼する。

設計の自由度が高い。専門性の高い会社を選べる。 各社間の調整が大変。責任の所在が曖昧になりやすい。
ワンストップ

設計から施工まで一社にまとめて依頼する。

窓口が一つで手間が少ない。工期とコストを抑えやすい。 会社によってデザイン力や施工力にばらつきがある場合がある。

担当者のリソースが限られている場合や、初めての移転で不安がある場合は、迷わずワンストップ対応の会社を選ぶことをおすすめします。
全体を俯瞰して管理してくれるプロマネのような存在がいることで、プロジェクトの進行が格段にスムーズになります。

見積もりの透明性を確認

パートナー選定の最終局面で重要になるのが、見積もりの「透明性」と「納得感」です。
見積書に「内装工事一式」と大雑把に記載されている場合は注意が必要で、詳細な内訳が分からないと、後から追加費用を請求されるリスクがあります。
信頼できる会社は、材料費、施工費、諸経費などが細かく明記されており、どの部分にいくらかかっているかが明確です。

また、複数の会社から見積もりを取った場合、金額の安さだけで決めるのは危険です。
極端に安い見積もりは、必要な工程が省かれていたり、質の低い素材が使われていたりする可能性があるからです。
見積もり内容について質問した際に、分かりやすく丁寧に説明してくれるか、代替案を提示してくれるかといった対応力も、その会社の誠実さを測るバロメーターになります。
金額の多寡だけでなく、その中身と根拠に納得できる会社を選ぶことが、最終的な満足度につながります。

法規制とビルの規約を事前に確認する

オフィスの内装工事は、建築基準法や消防法といった法律を遵守する必要があります。
例えば、避難経路の確保や防災設備の設置基準などが厳しく定められています。
また、入居するビルの管理規約によって、使用できる建材や工事可能な時間帯が制限されている場合もあります。
これらの確認を怠ると、工事の中断や追加費用が発生する原因となるため、計画段階で必ずビル管理会社に確認しましょう。

確認すべき主な法規制・規約 主な確認事項
建築基準法

内装制限、採光・換気の基準など

消防法 スプリンクラー、火災報知器の設置基準など
ビル管理規約

工事可能日時、搬入経路、使用可能な建材の指定など

6. まとめ

オフィス内装工事は、単に空間を新しくするだけでなく、企業の働き方や文化を形作る重要なプロジェクトです。
成功のためには、目的の明確化、適切な内装会社の選定、そして入念な計画が不可欠です。
この記事で解説したポイントを参考に、自社にとって最適なオフィス環境の実現を目指してください。

オフィスの内装工事では、レイアウトだけでなく配線やネットワーク環境の整備も重要なポイントです。
KDDIなら、デザイン設計からITインフラの構築までをワンストップでお任せいただけます。

関係各社間の調整工数を削減し、スムーズなプロジェクト進行を実現しませんか。
機能性とデザインを両立したオフィス作りについて、ぜひ詳細をチェックしてください。

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